「不動産を売却したいけどトラブルが起こりそうで不安だ。」
「事前に防ぐ方法を知りたい。」
初めて不動産を売却する際には誰しもがこのような不安を抱えるかと思います。
そこで今回は、実際にあった売却に際してのトラブルとその対応案をご紹介します。
□契約解除に関するトラブル
不動産売却での契約に関するトラブルには、契約が解除できるかどうかがあります。
典型的な例は買い主が手付金を放棄したことに対して、売り主が「履行の着手」を理由に拒否をする例です。
これを回避するためには、事前に当事者間でどのような時に契約が解除できるかを確認し合っておく必要があります。
また、今回の例で仮に契約を解除できたとしても、当事者間のトラブルでは不動産会社は無関係のため手付金は払い戻されないので、注意が必要です。
□重要事項の説明に関するトラブル
最も多く発生するのが不動産会社から説明後に費用を請求されるが、売主が把握していないというケースです。
また、不動産会社から実際よりも多額の金額を請求される場合もあります。
これを事前に防ぐには、自分の払う手数料の種類を把握するほか、支払う値段をシミュレーションしておく必要があります。
売り主が支払う手数料には、「仲介手数料」「印紙税」「抵当権抹殺費用」などの10種類があり、中でも印紙税や仲介手数料は計算方法が決まっています。
ほかにも、このようなトラブルに巻き込まれた際に被害を抑えるため、不動産会社の担当者が発言したことをメモしておくことが有効です。
物的証拠があれば、法的な処置も取りやすくなり、トラブルを早く解決できます。
□不動産会社の悪徳商法に関するトラブル
はじめて不動産売買をする人を狙って悪徳な商売をしてくる会社も中にはあります。
具体的には、根拠のない言葉で物件を売りに出すよう促し実際よりも安く買い取り、高く売り飛ばしたり、高額な査定料を請求したりする場合があります。
また、余分な金額を請求してくることもあります。
これらのような場合には、不動産業界を管轄している窓口に相談したり、近隣の住人からその会社の評判を聞いたりすることが有効です。
自分が詐欺にあっているか、見極めるのは困難なのでしっかりとした情報収集が必要です。
□おわりに
以上が不動産売却でよくあるトラブルの例です。
今回紹介したものはごく一部の例ですが、事前にトラブル例を把握し、対策をしていくことで取引をスムーズに進めていきましょう。
2018年11月27日(火)
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