上野毛で不動産の売却を検討している方はいらっしゃいませんか。
不動産売却において懸念すべきトラブルですが、どういったトラブルが起こりやすいのか分からないために、不安に感じている方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、不動産売却をする際に、買い手との間で起こりやすいトラブルとその対処法についてご紹介していきます。
□不動産売却で起こりうる買い手トラブルと対処法
*買主が代金を支払ってくれない
不動産を購入する際の多くは、銀行からローンを借りるでしょう。
ローンを借りるためには、金融機関のローン審査に通る必要がありますが、なかなか審査が通らず、契約したもののなかなか融資承認を得ることが出来ず引渡しまで長引くことがあります。
中には結局審査に通らず、金融機関から融資が得られず契約を解除するケースも考えられます。
この対策としては、住宅ローンの事前審査をパスしている事を条件に契約をしていただく事がベストです。理想を言えば、現金で代金を支払ってくれる人を探す、といった手段も考えられますが不動産は大変高額なお買い物なので現金で購入する買主はなかなか出会う事は出来ません。
*瑕疵(かし)の説明不足
買主に不動産を引き渡した後に、売主・買主にとも知り得なかった雨漏りやシロアリ被害といった瑕疵が発見されれば、瑕疵担保責任が問われ、売主が修繕費用を負担しなければならなくなる場合があります。
売主にとって瑕疵が見つかると、余計な出費が取引完了後に発生したり、その状態によっては引き渡しまでした不動産の売買契約を解除されたりする事も考えられます。
安全な取引の為には、売主が販売開始前に建物に瑕疵が無いかインスペクションを利用して調査をしていただく事をお勧め致します。この調査は3万円前後の費用が発生しますが、先の述べた事後のトラブルによる補償と比べたらかなり安く実施できますので効果的です。万が一瑕疵が発見された場合は、修繕する事もできますし、現況のままにして売却価格にその分反映させて取引をするという方法もあります。いずれにしても、トラブルにならないために必要な方法は不動産仲介業者が熟知していますので、知ってあご相談することをおすすめします。
特に、その不動産で自殺や殺人があったといった心理的な瑕疵は、説明されないことがあるため注意が必要です。
□トラブルを未然に防ぐために
*信頼できる業者選び
信頼できる不動産業者を選べば、売却がスムーズに進められるだけでなく、トラブルに発展しそうな場合にサポートしてくれるでしょう。
*売主が最終決断する
不動産業者が、売主のことを考えず自分の利益を増やすために交渉を進める可能性があります。
そのため、全て不動産業者に任せてしまうのではなく、最終的な決断はご自身ですることをおすすめします。
*契約書の確認
契約書に書かれた細々とした字を見ると、読むのが面倒になり、しっかりと内容を確認しない方もいらっしゃるかもしれません。
不動産売却には多額の金額が関わるため、後でトラブルに巻き込まれて大きな被害を受けないためにも、契約書の内容は全てしっかりと把握しておくことをおすすめします。
□最後に
今回は、不動産を売却する際に起こりうる買い手とのトラブルについてご紹介しました。
不動産売買ではトラブルが起こりやすいので、この記事を参考にし、あらかじめ対策を講じていただけたら幸いです。
2019年01月22日(火)
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