「不動産売却を考えているけど、査定はどのように行われるの？」
「査定の方法はどのように選ぶべきなの？」
不動産売却の際、「査定」は非常に重要な段階です。
しかし、その「査定」がいかなる方法でされているのかご存知ですか。
今回は、不動産売却をお考えの方に向けて、査定の種類と方法についてお話しいたします。
□査定の種類
まず査定を不動産業者に依頼する際、依頼する側は「簡易査定」と「詳細査定」の2つから査定の種類を選択できます。
＊その1：簡易査定
これは、「机上査定」と呼ばれることもあります。
簡易査定は、電話やインターネットを通じて、方角・土地面積・立地・階数といった情報を伝達して価格をつける方法です。
実際に、不動産業者が物件を見に来ることはありません。
簡易査定のメリットとして、匿名性に優れていることや、時間の拘束が少ないことが挙げられます。
一方で、その簡易さから詳細な査定額が定まらないことがデメリットです。
＊その2：詳細査定
これは「訪問査定」と呼ばれることもあります。
不動産業者が実際に物件を見に来て、物件の状態や立地条件を精査した上で、査定額を定めるのが特徴です。
詳細査定のメリットは、根拠に基づいた詳細な査定額が提示されることです。
繰り返しセールスからの連絡がくることが、一般にデメリットとして言われています。
□査定の方法
不動産売却における主な査定の方法は3つあります。
＊その1：収益還元法
収益還元法は、物件が将来的に産出する純利益から価格を出す手法です。
この手法は、さらに直接還元法とDCF法に分られます。
直接還元法は、対象となる物件の年間の収益を、還元利回りで割って物件の価値を定める手法です。
一方でDCF法は、キャッシュフローを利用して物件の価値を決める方法です。
キャッシュフローとは、物件の現在の価値から、将来得られる利益と売却時の予想価格を割り引いたものです。
＊その2：取引事例比較法
これは、類似する物件の成立事例と個々の条件の違いを比較して価格を定める方法です。
取引事例比較法は、不動産売却の査定において最もメジャーな方法です。
＊その3：原価法
原価法は、該当物件を現在において新築した際の価格を、本来の築年数による価格を差し引いて産出する方法です。
これは、集合住宅や戸建ての物件に対して有効な方法です。
□まとめ
今回は、不動産売却における査定の種類と方法についてお話しいたしました。
不動産売却の査定は、簡易的に調べることも可能です。
また、詳しい査定額を知りたい方は詳細査定を依頼してみてはいかがでしょうか。
当社では、不動産売却のご相談を承っております。
2019年05月28日(火)
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