「不動産売却に必要な書類ってどんなものがあるの?」
「不動産売却に必要な書類の意義が知りたい!」
不動産売却を行うには、多くの書類が必要です。
その多さに戸惑う方も多くいらっしゃいます。
今回は、不動産売却で売主が準備すべき必要書類についてお話しいたします。
□売主が準備する必要書類
*本人確認書類
本人確認書類は、「身分証」・「印鑑証明書」・「住民票」です。
「印鑑証明書」は、不動産に関する売買契約で使う実印の証明書です。
所有権移転の登記を行う際に添付する必要があります。
また「住民票」は、登記上の住所と現住所が異なる場合に必要な書類です。
「印鑑証明」と「住民票」の有効期限は、発行から3ヶ月です。
*登記に関する書類
登記に関する書類は、「登記済権利書」(もしくは「登記識別情報」)です。
これらは物件を所有していることを証明するための書類です。
2005年3月に不動産登記法が改正されました。
そこで、「登記済権利書」が簡略化されて「登記識別情報」が権利書としての役割を持つようになりました。
*固定資産税に関する書類
固定資産税に関する書類は、「固定資産税納税通知書」と「固定資産税評価証明書」です。
「固定資産税納税通知書」は、売却時の固定資産税の精算に必要な書類です。
「固定資産税評価証明書」は、所有権移転の登記を行うために必要な書類です。
両者の名前と使用時の区別を明確にすることが大切です。
*土地測量図・境界確認書
土地または一戸建て住宅の売買では、面積や境界線の正確性が要求されます。
そのために、周囲の住民と話し合った上で作成しなければならない書類です。
*建築・工事に関する書類
建設・工事に関する書類は、「建築確認証」・「検査済証」・「建築設計図書」・「工事記録書」・「耐震診断報告書」・「アスベスト使用調査報告書」です。
「建築確認証」と「検査済証」は2つで1セットです。
これらは、売りに出す建物が建築基準法に基づいた建築物であることを証明するための書類です。
「建築設計図書」と「工事記録書」は、建物の設計に関する記録と工事の記録です。
これらは買主の信頼を得るための書類です。
「耐震診断報告書」と「アスベスト使用調査報告書」は、古い物件の売却の際に提出を求められることがあります。
こちらも信頼を得るために必要な書類です。
*マンションの管理・維持に関する書類
マンションの売却で必要とされる書類は、「管理規約」・「議事録」・「長期修繕計画書」です。
物件の買主はマンションの管理組合に加入しなければなりません。
したがって、これらの書類は欠かせません。
□まとめ
今回は、不動産売却で売主が準備すべき必要書類についてお伝えしました。
売主は多くの書類を準備する必要があります。
書類の用途や意義を明確にすることで、それらの必要性を認識できます。
当社では、不動産売却のご相談を承っております。
上野毛周辺で不動産売却についてお悩みの方は、ぜひ当社にご相談ください。
2019年05月23日(木)
<< 前へ | 最新記事一覧へ戻る | 次へ >> |