「家を売りたいけど何かトラブルが起こらないか心配」
「不動産売買でよくあるトラブルを知って未然に防ぎたい」
このようにお考えの方はいませんか?
不動産の取引でトラブルはつきものですが、事前に知っておくことで防ぐことができるものも多くあります。
そこで今回は不動産売買時によくあるトラブルについてお話ししていきます。
□よく起こるトラブルについて
*土地や建物に関するトラブル
例えば、建物の劣化が挙げられます。
前もって知っていれば良いのですが、知らなかった場合は売却後に補修費用等の請求に対応する必要があります。
中古マンションならば、水漏れが発生した場合、その原因が居住者の専有場所だった場合は負担を強いられる可能性があります。
この対策としては信頼できる買取業者に依頼することが重要です。
売却前に入念な調査を行ってこのようなことが起こることを防ぎましょう。
*仲介業者との間で起こりやすいトラブル
よくあるのは仲介手数料や瑕疵担保責任に関するものです。
仲介手数料の金額や、支払わなければならないタイミング、解約時の仲介手数料についてなどトラブルが起こりやすくなっています。
また、その不動産に瑕疵があった場合に売主がその責任を持つ必要がある瑕疵担保責任ですが、売主も知らなかった場合には一定期間、知っていたにもかかわらず伝えなければずっと責任があります。
この対策としては契約時にその契約内容をきちんと理解するようにし、分からないことはそのタイミングで確認しておくことが大切です。
トラブル時には契約書に沿って話が進められて不利な方向になることもあり得ますので、細かい部分まで入念なチェックを行いましょう。
*税金に関するトラブル
不動産の売買では色々な経費が発生しますが、不動産の売却時に得た所得にかかる譲渡所得税に関する相談もあります。
譲渡所得は収入金額から取得費と譲渡費用を差し引いた金額ですが、そこから所有期間が5年以下ならば20.135%、5年以上ならば39.63%の譲渡所得税がかかります。
この税金をあらかじめ把握しておかないとその資金を用意できないという事態になりかねません。
これを防ぐためにも不動産の売却時に必要になる可能性がある税金を高めに見積もって、一定の金額が手元に残るようにしておきましょう。
支払えない場合は親族や金融機関からお金を借りなければなりませんし、それでも用意できずに納税が遅れるとなると延滞税も発生してしまいますので要注意です。
□終わりに
今回は不動産売買でよくあるトラブルについてお話ししてきました。
トラブルを知るってあらかじめ対策を行い、スムーズな取引を行いましょう。
2019年03月17日(日)
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