「不動産を買いたいけどどうすればいいか分からない。」
「必要な知識って何があるの?」
初めての不動産売買なら誰しもこのように思うはずです。
そこで今回は、不動産を購入する際の大まかな流れについてご紹介します。
□不動産売買とは
まず、不動産売買の考え方について説明します。
売買とは、買主の購入の意思と、売主の承諾の意思表示の両方があって成り立ちます。また、不動産を買うということは、もとの所有者から所有権を引き受けることを意味します。
□売主物件と仲介物件
不動産を購入する際には2種類の物件があります。
1つ目は売主物件です。
売主物件は、売主が不動産会社でそこから直接購入します。新築マンションや一部の新築の一戸建てが該当します。
次に仲介物件です。
仲介物件は売主から依頼され売買仲介をしている不動産会社を通して購入するものです。
□下準備をする
ここから物件購入までの大まかな流れを見ていきます。
まず、希望条件を整理して予算を決めます。
住みたい地域や住居の種類を決め、手持ちの資金から予算の目安を立てます。
その後、仲介物件の場合は選んだ不動産会社へ連絡を取り見学の予約をします。
□物件を探して見学に行く
次に購入する物件を探します。
不動産会社に希望を伝え一緒に物件を探してもられば希望通りの物件を見つけやすくなるでしょう。
いい物件を見つけたら実際に物件を見学に行きましょう。
この時に実際に見ないと分からない要素、「近隣環境」「駅までの動線」「周辺施設の立地環境」をしっかりと確認するようにしましょう。
□物件の購入に掛かる諸費用の把握
見学して気になる物件が出たら、不動産会社の担当に資金計画を依頼します。
各諸経費を調べ、購入完了までにおおよそかかる金額を把握しておきます。
見学に行って具体的なイメージがわいたら購入の申込を行います!購入申込は早い者勝ちになるので、同じ日で他の買主と申し込みが重なった時は、より早い時間に申し込んだ方を一番手として受付ます。「これだ!」と思ったらいたずらに時間を掛けずに申込を行うように心がけましょう。
申込を行い受理したとしても、売主としては、果たしてこの買主が本当に物件を購入が出来る方なのかが重要になります。最近では、融資の事前審査を行って、承認が出ていないと契約をしないというケースも増えてきました。物件をある程度見てきて、自分の希望と予算が一致していると見通しが立ったころに、銀行の事前審査を行う事をお勧めします。
いまは審査スピードもとても速くなっているので、事前審査申込み後3日程で融資回答が来ることも少なくありません。また審査結果は、物件の条件が大幅に変更にならない限り、半年間は有効なので、早めにお手続きをしておけば、購入申込みが他の買主と競合したとしても、競り勝てますので不動産会社の担当者へ事前審査を行いたい旨を依頼すると良いでしょう。
□重要事項の説明を受け売買契約を結ぶ
不動産会社の宅地建物取引士から取引に関する重要事項の説明を受けます。
物件や重要事項の説明に納得できれば、売買契約を結びます。
この時に物件価格の5%~10%の手付金を支払います。
また、契約事項が説明されるのでしっかり確認しておきましょう。
□住宅ローンを契約し物件を受け取る
住宅ローンを希望する際には、売買契約を結んだ後に住宅ローンの契約を結びます。
この時、契約前に金融機関から審査を受け融資をしてもらえる状態になっておく必要があります。
ここまでのステップを終えるといよいよ引き渡しになります。
分譲物件なら物件完成後、仲介物件なら売り主の準備終了時に登録手続きをした後に引き渡しをします。
□まとめ
以上が不動産購入の大まかな流れとなります。
満足する物件が購入できるように基本的な流れをしっかり理解しましょう。
2018年12月09日(日)
<< 前へ | 最新記事一覧へ戻る | 次へ >> |